コーヒーのブレンドには
「モカブレンド」「ブラジルブレンド」等
産地の名前がついたものを見かけます。
ブレンドの方法には、一般的に、異なる国の豆を複数使用します。
生産国により、香味の質が大きく異なるので、ブレンドすることにより
新しい香味が生まれる可能性が増すからです。
他には、ローストの異なるブレンドや精製方法の異なるブレンド、品種の異なるブレンドもあります。
これらが複合される場合が多いです。
スペシャルティコーヒーの場合は、トレサビリティ(原産国、産地、等級、配合率など)のはっきりした創造的なブレンドが求められます。
ブレンドに2~5種の豆を使用しますが、その比率に制約はありません。
例えば
●タンザニア1:コロンビア1:ブラジル1
●ケニア5:コロンビア4 など、
必ずしも合計を100%や10にする必要がないので、その可能性は無限に広がります。
ただし、ブレンド名に産地の名前をつける場合には、名前を付ける産地の豆は、そのブレンドに最低30%使用し、かつ一番多い比率で使用しなければなりません。
【ブレンドをする場合、注意することは】
●ローストのかけ離れたものはブレンドしない。互いの個性を消し合います。
●同じ品質・レベルの豆を使います。品質の違う豆同士では悪い豆の香味に影響します。
●鮮度の良い豆に古い豆を混ぜると、全体の香味が低下します。
いつものお気に入りの豆数種を自分でブレンドしてみる。
そんな楽しみも加えてみてはいかがでしょう。
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