焙煎中に2回ピチピチ、パチパチと音がする時があります。
豆の温度が上がるにつれ、水分が蒸発していきます。
170℃位から、豆の成分の熱分解が始まり、化学変化が起こります。
豆の中に炭酸ガスが発生し、そのガスが溜まってくると、豆の表面から炭酸ガスがはじけだすのです。
このはじけることを「ハゼ」といいます。
お米を炒ったお菓子に「ポン菓子」がありますが、以前はお米を持っていくと砂糖と一緒に機械に入れしばらくすると、「ポンポン」とハゼふっくら甘いお菓子にしてくれるところがありました。懐かし昭和の時代です。余談です。
コーヒー豆の場合は170℃前後と200℃前後に2度ハゼます。
1度目のパチパチという音が1度目のハゼ音です。
1度目のハゼ音がおさまり、さらに200℃近くになると、2度目のハゼ音が始まります。
パチパチという音が1度目より早くなります。
ハゼ音を聞いて、ローストの段階の目安にもします。
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