日本やアメリカでは、
一般的に8段階のロースト区分が使用されています。
※写真左からイタリアン・フレンチ・シティ・ミディアム・シナモン
ただ、明確な基準はなく、世界中のロースターの判断は微妙に違います。
ローストの段階は、豆の温度や焙煎の経過時間、また豆の色を見てハゼ音を聞いて判断していきます。
ライトは、ローストが浅く青臭さく、まだまだ途中の状態。
シナモンも、まだローストは浅く豆が持つ個性的な香味ではなく、ローストの浅い酸が強い状態。
ミィディアムは、まだ苦味より酸味を強く感じる領域でコーヒーらしさが生まれ始める状態。
ハイは、ミィディアムからシティに進む途中段階で判断が難しいが、明るい酸がありしっかりした香味の中煎りの状態。
シティは、深煎りの入口の状態。酸味を残しながらコクがありかすかに苦味を感じる状態。
フルシティは、ローストポイントの目安がなく、難しいロースト。シティより十分なコクがあり、軽い苦味も伴ってくる状態。
フレンチは、深いローストの基本で、各産地の個性が表現できる限界のロースト。
甘い香りが漂い、チョコレートやバニラの香りとかすかに酸味を感じさせる状態。
イタリアンは、ローストの限界。苦味の強いアイスコーヒーなどにも使用されます。